ソルガム上場廃止、5月に証券取引等監視委員会から強制調査
東京証券取引所はジャスダック市場に上場しているソルガム・ジャパン・ホールディングス(6636)を2018年9月3日付けで上場廃止決定を発表した。8月2日~9月3日まで整理銘柄に指定。
バイオ燃料事業、レストラン、運送業など多角化経営、以前は電子部品関連の業種からウェディング事業を手掛け、社名変更と業態変更を何度も繰り返してきた同社だが、2017年3月期の有価証券報告書に虚偽の疑いがあるとして5月にSEC(証券取引等監視委員会)から強制調査を受けていた。
8月2日提出期限までに2018年3月期の有価証券報告書を提出できず、上場廃止機基準に抵触したことでソルガムジャパンHD上場廃止となった。
8月3日の同社株は上場廃止になることから投資家が見切り売りを出して下落、一時は7円安の19円まで値下がりしたが大引けは6円安の20円で取引を終了。マーケット関係者は、通常は上場廃止になると株価は1円を目指して売られる物だが、わずか5~6円程度の値下がりしかしないというのは珍しく説明がつかないという意見が聞かれた。