トルコリラ急落の理由は?
トルコリラ急落でFX投資家にロスカット多発が話題になっています。高金利通貨スワップで儲けようとする投資家と、信用リスクが高いために金利引き上げしたトルコ政府、ここでトルコ通貨安が投資家の思惑通りにいかず大損している人が急増。
トルコ経済成長率7.14%(2017年)はスゴイことなのです、中国、インドよりも上回っている。それなのにトルコリラ下落が続いているのは、国内景気・内需が強すぎることが理由と分析されています。
景気が良いなら通貨高になって良いのでは?
普通なら、そう思います。
ところが為替の世界が心配しているのは
- 内需過熱によるインフレ率の高騰
- 輸入増加と貿易赤字・経常赤字
- 経常赤字による外貨準備の減少
- 外貨準備不足による対外債務の返済能力に不安
- トルコは1年以内に満期を迎える短期債務が外貨準備高を超えている
- 民間の対外債務(ドル建て社債)などデフォルトの可能性を心配
今はトルコ国内景気は良くても、ドル建て借金を返済するときに米国金利上昇が負担になり為、「ドル高・リラ安」は民間企業が社債償還が出来ずにデフォルト(債務不履行)になったら、次々と景気失速する可能性があると市場関係者は先読みしてる。
FX関係者は政府債務が問題となったギリシャ危機と異なり、経常赤字・外貨準備高不足が混乱となったアジア通貨危機当時のタイに似ているという。
対外債務返済するのはトルコリラ下落が政府が望まない、今後トルコ政府はインフレ過熱を鎮静化させるために再び利上げをする可能性が高い。利上げ→国内インフレ鎮静化、投資家による高金利を狙ったトルコリラ買い→対外債務返済に(特に民間が)負担減少というシナリオになるか。
次回のトルコ中央銀行の政策決定会合は9月13日、外為市場関係者のストラテジストは9月13日まで待たず、緊急会合などで利上げが行われる可能性があると予想をしている。
FX投資家からトルコリラ急落で悲鳴
高金利17.75%
100万円を1年間預けてたら利息が17万7500円ももらえる!
日本は超低金利なので100万円預けてもATM利用料金で利息よりも多く銀行に支払っている。
これならトルコリラを買って投資しておけば、ものすごいスワップ金利がもらえて儲かるだろう!という投資家が多かったはず
ぎゃー
トルコリラが21円割ったー
トルコが崩壊するううう pic.twitter.com/ezk79ZVISr— オレ的ゲーム速報JIN@FX投資部 (@oreteki_douga) 2018年8月6日
皆さま短い間でしたが、
お世話になりました!
ありがとうございました!見事に死にました!笑
これにてトルコリラ投資を
終了します。全て自己責任です。
精進します! pic.twitter.com/FEwWEFl1ig— 崖っプチドル円投資家 (@puusanoji) 2018年3月22日
いえーい
-3000万円突破!
そしてトルコリラ円下落加速! pic.twitter.com/GReCr9DXOo— マヤギス@リラ円366万通貨 (@mayagisu_) 2018年5月22日
なぜ日本人はトルコリラで大損をするのか
年利17%以上なのに儲からないのはなぜ?
https://toyokeizai.net/articles/-/231960