ECサイト売上が緊急事態宣言発令後に更に好調となっている。東京都の小池知事は「3密」を避けて外出自粛要請を発表、スーパーマーケットでは食料品の買いだめが流行り、トイレットペーパー品不足デマによる買い占め行為など社会問題化した。
2020年のゴールデンウィークは大型連休にも関わらず、海外旅行に出かけることも出来ず、新型コロナウイルス感染防止策の為に東京都は4月25日~5月6日までの12日間を「ステイホーム週間」と位置付け、個人と企業にも外出自粛を呼びかけた。
外出自粛による外食、買い物など消費行動が制限されることで、インターネットショッピングが注目され、ECサイト売上好調と伝わっている。巣ごもり関連でEコマース関連株、連動して宅配便関連株も業績好調との期待が持たれる。
SMBC日興証券レポートによると、物流宅配関連銘柄はTOPIXを大きくアウトパフォームして上回るリターンをみせており、投資家から注目されていることを裏付けている。
2384 | SBSホールディングス | 冷蔵・冷凍食品輸送では国内屈指、Amazon物流宅配に参入して倉庫業も拡大。 |
9057 | 遠州トラック | アマゾン関連の拠点間輸送に加え宅配便の取扱も展開 |
9064 | ヤマトホールディングス | 小口宅配便のシェア4割超、国内で宅急便事業のパイオニア |
9075 | 福山通運 | 路線トラック大手、全国に輸送網を構築して小口荷物の取り扱い強化 |
9076 | セイノーホールディングス | 路線トラック最大手、宅配便、引越し、航空貨物など輸送事業を幅広く展開 |
9090 | 丸和運輸 | 物流一括請負主力、2017年からアマゾン向けの宅配を受託して拡大 |
9143 | SGホールディングス | 宅配便業界2位の佐川急便が中核グループ企業、法人向け配送業務に強み |
9325 | ファイズホールディングス | アマゾン物流業務を一括請負、ECサイト物流に強みを持つベンチャー企業 |