ソレイジア・ファーマ決算説明会
バイオベンチャー企業のソレイジア・ファーマは、2017年8月22日引け後の開示情報で「ベンチャーキャピタルによる当社株式の所有割合の低下に関するお知らせ」を公表した。株式公開前からの大株主ベンチャーキャピタルが、2月20日と3月31日に提出した大量保有報告書で保有株比率が低下している事について会社側の見解を示す内容だった。
マーケット関係者の一部からは、なぜ今このような説明をわざわざ開示情報で発表するのかという意見もあったが、ソレイジア・ファーマ資料によると、ベンチャーキャピタルのJapanBridge(Ireland) Limitedが保有する株式を野村證券へ譲渡する予定で、6月28日付け変更報告書でJBIr,社の総株主の議決権が7.93%に低下する見込みの連絡を受けた。
ソレイジア社の有価封建報告書に記載されている「事業等のリスク」に、今後は「ベンチャーキャピタルによる株式保有に関する事項」を記載しないと発表した。ベンチャーキャピタルは株式上場後に株式を売却してキャピタルゲインを得ることが目的であり、ベンチャーキャピタルによる株式売却が市場価格に影響を及ぼすことがある点を解説している。
参考5%ルール大量保有報告書 ソレイジア・ファーマ(4597)-JapanBridge(短期大量譲渡)
参考ソレイジア・ファーマ評判は上場来高値、直近IPOに値上がりが多い
参考ソレイジア・ファーマIPO初値234円から446円まで91%株価上昇
参考ベンチャーキャピタル保有株低下について開示情報資料