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野村證券マーケット日経平均3万円、新型コロナ禍でも株高が進む3つの理由

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野村週報2021年2月22日号

日経平均株価が2月15日に30,000円に到達した、それまで2月8日に29,000円突破からわずか1週間で1,000円上昇、3万円の大台乗せとなった背景について野村週報が解説している。

野村週報2021年2月22日号

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言、外食産業で時短営業要請による影響や、3密を避けるため外食需要が激減したことで飲食店の経営破たんが取り沙汰されている。

Go to トラベルキャンペーン中止による、旅行・観光業も大打撃を受けた、ホテル・旅館、観光スポットの商店は期待された観光客が訪れなくなり予約キャンセルが相次ぎ社会問題となった。

「新型コロナ」“数十件キャンセル通知…” 観光地に早くも影響「GoTo」一斉停止へ (2020年12月15日放送「news every.」より)

こうした国内景気でありながら、株価が実態経済とは裏腹に上昇して日経平均株価は約30年半ぶりに3万円台を回復した。不景気の株高、コロナ禍の下で株高に違和感を感じる人が多いだろう。

新型コロナ禍でも株高が進む3つの理由

  1. 決算発表のピークアウト、投資家は待ちの体制から解放された
  2. 10~12月期業績が予想以上の強い回復を示した
  3. 新型コロナウイルス感染の収束、米国追加財政などグルーバル景気回復期待が高まった

という3つの理由を挙げている。

日経平均構成する企業は大企業、製造業が多くこれらの業績は堅調。飲食店や旅行観光など小規模サービス業ではないことがある。

また株価は現在の景気よりも将来を反映させているという、新型コロナウイルス影響が終息した2022年の景気・業績を投資家が期待して株価に反映している。

米国低金利、金融緩和経済政策も株式市場に資金が流入している要因になっている。米国長期金利10年物が1.2%と一時期よりゆっくり金利上昇しているが依然として低金利。

株高が続くシナリオ&ポイント

野村週報で今後、株高が続くのか?シナリオやポイントについて、国内コロナ収束 → 内閣支持率上昇 → 東京オリンピック・パラリンピック開催 → 外国人投資家の日本株買いにつながりやすく、株高が続くというシナリオが描ける。

米国金融政策で低金利継続、新型コロナウイルスワクチン普及による経済活動の正常化が、将来を期待した投資家の買いが続き株高要因となりそう。

野村證券では2021年の日経平均株価予想レンジ2万6000円~3万2000円としていると解説されている。

株安リスク4点

  1. 米国金利上昇と米国ハイテク企業株価の調整
  2. 新型コロナウイルスの変異種発生
  3. コロナワクチン普及後も企業が防衛的な姿勢から戻らない
  4. 米中関係の一層の悪化

今回の場合は株安リスクは少ないとの見方、最重要課題はコロナ感染の収束、ワクチン普及と経済活動回復が感じられることで株高が続く可能性が強いと思われているようだ。

焦点 日経平均3万円と当面のシナリオ

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新型コロナ用ワクチン開発の注目点

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