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ビザスク日本最大級のスポットコンサル「ビザスク lite」マッチングサイト

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高成長企業マザーズ上場

ビザスク

ビザスクは「世界中の知見をつなぐ」というビジョンを掲げ、ビジネス分野に特化したナレッジシェアリングプラットフォームの運営を手掛けている。

1 時間インタビューというスポットコンサルに特化して事業を展開することで、アドバイザーが登録しやすい環境を整備しており、登録アドバイザー数は約 12 万人(海外の約 1 万人を含む)にまで増加している。

累計のマッチング件数は約 7 万件にのぼり、事業会社やコンサル、金融機関の利用が多くなっている。事業会社では初期調査やユーザーインタビュー、技術アドバイスなどの新規事業の創出、組織業務課題の解決などに活用している。

また、金融機関などでは投資先のデューデリジェンスとしても活用されている。アドバイザーは多種多様な業種、業務内容に及んでいるが、案件の蓄積に伴うデータベースの充実により、マッチング精度は向上してきている。

ただ、マッチングにはビザスクの社員が多く介在する形となっており、業務の効率化が今後の事業拡大のポイントとなっている。なお、主力サービスである「ビザスクinterview」は 1 時間当たり 10 万円程度でサービスを提供しており、中小企業やスタートアップ企業などを対象としたセルフマッチングサービスである「ビザスク lite」は 1 時間当たり 2 万円程度でサービスを提供している。

「ビザスク lite」は依頼者がアドバイザーとのマッチングを Web 上で自ら行う仕組みとなっている。

ビザスクコンサルマッチング


同社の 2021 年 2 月期第 2 四半期の業績は、取扱高が前年同期比 55.5%増の 10.91 億円、営業収益が前年同期比 59.4%増の 6.90 億円、営業利益が前年同期比 142.4%増の 0.59 億円となった。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、「ビザスク project」などの一部の対面型サービスにおいてキャンセルや延期が発生したものの、主力サービスである「ビザスク interview」はもともと電話やビデオ会議システムを活用したオンラインでの実施が中心となっていたことから、全体としては影響が軽微に留まり、6 月以降はコロナ前を上回る高い成長率を実現している。

また、同社のサービスは中長期的な研究開発や新規事業開発を目的に利用されることが多く、一時的な景気悪化の影響も限定的だった。


同社の 2021 年 2 月期通期の業績予想は、取扱高が前期比 43.4%増の 22.50 億円、営業収益が前期比 42.3%増の 14.00億円、営業利益が前期比 23.1%減の 0.55 億円となっている。

主要な KPI では、前期下期からマーケティング投資を強化しており法人クライアント口座数の大幅な増加を見込んでいる一方で、新規顧客は経年で利用が増加していく傾向にあることから 1 口座あたりの取扱高は若干の減少を見込んでいる。

利益面では、積極的な投資を継続し人件費と広告宣伝費の増加を見込んでいるほか、海外展開の強化を目的にシンガポールへの投資も行っていくことから前期比で減益を見込んでいる。

なお、通期の業績予想に対する上期業績の進捗率は、取扱高で 48.5%、営業収益で 49.3%、営業利益で 108.9%となっており、通期業績予想の達成に向けて順調に推移している。

上期の営業利益は通期の営業利益予想を上回る水準となっているが、来期以降の成長加速を目的に下期に先行投資を強化していくことから、通期の業績予想は据え置きとなっている。


同社では今後の成長戦略として事業法人の開拓に注力していく方針を示している。研究開発費の多い企業上位 50 社では既に23 社と取引があり、オペレーションを改善していくことで顧客企業内での口座数の増加に取り組んでいく。

また、研究開発費の多い企業上位 51 社から 300 社にはWeb マーケティングなどを強化していくことで、新規口座の開設に取り組んでいく。この他、中小企業やスタートアップ企業などを対象とした「ビザスクlite」や海外展開も強化していく方針で、海外展開では OUT-IN 案件、IN-OUT 案件の獲得に注力していく方針を示している。

ビザスク(4490)株価チャート

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