ユニ・チャーム増配と過去最高更新の好決算
ユニ・チャーム株価が大幅高、2月16日午前11時30分に2017年12月期決算発表と同時に増配を発表した。従来予想は前期比2円増配の18円が年間配当だったが、更に引き上げて20円配当となる。前期実績の年間配当16円から4円増配となたことはポジティブ。
ユニ・チャーム(8113)は1月23日3105円を高値に約1か月弱の右肩下がりトレンドとなっていた。きょうの株価急上昇でチャートは一気に75日移動平均線、5日移動平均線を突破して25日移動平均線まで到達した。しかし現段階では25日移動平均線が抵抗帯となっている。
決算説明会資料によると連結業績は売上高6416億円、前期比6.1%増収の過去最高を更新。国内業績が4..9%増収、13%増益、海外業績は7%増収、5.4%増益となった。中国向けに越境ECで輸出が拡大、中国国内ではフランチャイズで主要都市を中心に若年層向け商品販売強化や、おむつの入り口サイズの強化からパンツ型紙へのマーケティング投資を積極的に実施。
株主還元は16期連続増配と自己株式取得。自社株買いは140億円/511万株を取得、期末配当は4円増配の年間20円配当、増配を続けながら配当性向を段階的に引き上げていく考え。