東芝6000億円増資発表、上場維持へ
2017年11月19日午後7時に「TDnet(適時開示情報閲覧サービス)」に、東芝が取締役会で決議された約6000億円の増資を発表した。通常、日曜日に開示資料でこのような重要な事が発表されるのは極めて異例なこと。しかも日曜日の午後7時だから尚更だ。
東芝の公表は3つ、「主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」、「新株式の発行による資金調達について」、「第三者割当による新株式の発行に関するお知らせ」であった。
週明けの東芝株は下落して始まった、先週末比7円安の285円で寄り付いたが、増資による上場維持が可能な見通しが高まった点を評価して292円まで買戻しされたが、現在は再び下落して277円と本日の安値圏まで値下がりしている。
市場関係者が注目したのは、第三者割当増資により東芝が資金調達先は旧村上ファンド関係者がシンガポールに立ち上げた「エフィッシモ・キャピタル・マネジメント」などキング・ストリート・キャピタル・マネージメントにも割り当てられる。
東芝株価は上場維持を好感して値上がりする場面があったが、増資による新株発行価格が時価を1割安い262円80銭だったことがサヤ寄せする展開となった。
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