情報収集に費やす時間は1日に1時間未満が約7割
ビジネスマン、投資家、学生など職業や年齢は様々だが仕事や学習、日常生活に至るまで情報収集をすることが多い。
ビジネスでは資料集めに資料作成、業界ニュースや話題が豊富である必要がある。投資家なら金融経済の最新情報を役立てたいと思いテレビ、新聞、ラジオ、インターネット、書籍などを活用する。
20代200人へのアンケート結果によると、情報収集源に一番使われているのがインターネット、新聞、本、雑誌、人に聞く、その他という。
1日に情報収集に費やす時間の回答は、「30分以上1時間未満」が最も多く全体の約4割、「30分未満」が約3割を占め、1日1時間未満が約7割という結果が出ています。
参考:20代の情報収集に対する意識 どんな情報源を活用していますか?
https://www.hitachi-solutions.co.jp/column/tashinami/jyouhou/
投資情報収集にかける時間
行動ファイナンス注目の研究結果では、日本の家計は3つのグループに成り立ちリスク資産保有、リスク資産保有経験無し投資情報にも興味無し、リスク資産保有無し投資情報興味ありに分類されている。
1か月間に金融経済情報収集している時間は、もっとも時間をかけていない人「3時間未満」、もっとも時間をかけている人「1週間超」であり、全体では半分強の人が時間をかけないが、20%弱の人が情報収集に多くの時間をかけているという二極化が出た。
リスク資産保有経験無い人が情報収集時間が長い
野村證券週報では、最も時間をかけている約20%弱の内訳を分析。「リスク資産保有」が11%、「リスク資産保有無し投資情報興味あり」が27%となっており、経験が無い家計の方が情報収集時間が長いと気付かせている。
投資情報収集に時間を費やすのに、リスク資産保有経験が無いのは、実際のリスク資産投資に踏み切れないが関心はあるという家計が多いことを意味している。
祝迫得夫著:家計・企業の金融行動と日本経済―ミクロの構造変化とマクロへの波及情報収集とは
必要な情報を収集することが「情報収集」と言います、例えば旅行に行きたい、良い観光地、グルメ情報をインターネットで検索する、歴史に興味がある人が世界史、日本史、歴史上の人物などを検索する、ビジネス情報収集する人は資料作成などが目的。
個人投資家がTwitterで株投資情報収集、引越しを検討している人が賃貸物件、アパート、マンション情報を調べる、マンション購入希望者が情報収集するなど。
インプットは調べて集めた結果、アウトプットは情報を有効に使うことであるが、現在はSNS、インターネットも増えて情報量が多過ぎるて決断できない、どれが本物の情報かわからないなど課題になっている。
行動ファイナンスで情報麻痺と呼ばれているのは、情報が多過ぎて決断できないという意味。今後は正しい知識を持ち、信頼できる情報ソースか、何が有益な情報なのか判断して選ぶ能力も求められています。
野村週報2021年4月5日号
焦点
世界経済インフレ加速の条件
産業界
食品は需要回復・海外・構造改革で選別
銘柄研究
タカラバイオ(4974)
研究用試薬でバイオ支援事業を展開 新型コロナ特需は2022年3月期で一巡へ
ナブテスコ(6268)
モーションコントロールに強みを持つ 精密減速機は中期成長の初期段階
コナミホールディングス(9766)
モバイルゲームの運営に強み 休眠IP(知的財産)の再活性化が進む
資産管理
情報収集にかける時間
新産業の潮流
先端技術で継承する「匠の技」
資本市場の話題
非財務情報開示を拡充する監査報告改革
天眼鏡
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