日本株調整局面入り、急ピッチの反動
大引けの日経平均株価は351円69銭安の2万2028円32銭、TOPIXは34.86ポイント安の1744.01ポイントで終了。朝方から米国主要3指数の下落を嫌気して日本株の売られてスタート、寄り付き前の2017年7-9月期GDP速報値は個人消費が前期比0.5%減、住宅投資が0.9%減となったことで売り方の理由に都合良かった模様。
為替は狭いレンジながらも若干の円高で推移、日経平均株価は下げ幅を拡大、東証33業種中、全業種がマイナスという全面安となった。特に資源関連株に売りが多い様子で、日揮(1963)、石油資源開発帝石(1605)、三菱商事(8058)などが売られた。
出遅れ銘柄と言われる銀行株は、三井住友トラスト(8309)が大幅安。みずほフィナンシャルグループ(8411)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は揃って値下がり、円高を嫌気してトヨタ自動車(7203)、ブリヂストン(5108)が安く、ソフトバンクグループ(9984)はサウジアラビア国内の混乱が連想売り要因に、ソニー(6758)は株価大幅高した後だけに利益確定の売りが嵩んだ。
東証一部値上がり率ランキング1位はオープンハウス(3288)で、値幅制限上限まで買われてストップ高。中期経営計画の発表が好感され買い注文を集めた。ユニプレス(5949)は2018年3月の営業利益上方修正を好感され大幅高、ワタミ(7522)は業績回復の観測記事が報じられ、キャリアデザインセンター(2410)は2ケタ増収増益が好感されて値上がり率2位となった。
マザーズ市場ではフィル・カンパニー(3267)が上昇率1位、決算発表を受けて売り気配から始まった中村超硬(6166)は大引けに掛けて買い戻されプラス圏に浮上、そーせいグループ(4565)は野村證券が目標株価を引き下げと伝わった。UMNファーマ(4585)、ブライトバス・バイオ(4594)はストップ高まで買われた。
ジャスダック市場に新規上場したシー・エス・ランバー(7808)は、公開価格1480円に対して初値は2742円と約1.8倍となり、公開価格を84%上回った。後場に初値形成後は割高感からか売り優勢の展開、大引けは初値比475円安の2249円と、この日の安値圏で取引を終えた。初値天井というIPOセカンダリー不発の典型的なパターンだったが、シー・エス・ランバー初値予想を大きく上回る高いスタートだっただけに利益確定が優勢だった。
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