中国へ追加関税措置を発表で株価急落
7月11日、大引けの日経平均株価は264円68銭安の2万1932円21銭、TOPIXは14.25ポイント安の1701.88ポイントで終了。東証一部の出来高は13億6664万株、売買代金は2兆3208億円、上場2日目MTG(7806)が初値を上回って新高値更新。
米国株は上昇したものの、日本時間の今朝、米国が中国に対して追加関税措置を発表したことで急落してスタート。日経平均株価は452円安の21744円まで売り込まれる場面があったが、大引けは264円安の21932円まで下げ幅を縮小。
コマツ(6301)、日立建機(6305)、ファナック(6954)、安川電機(6506)など、建設機械関連、FAロボット関連など中国向け比率の高い企業の株価が大幅安。日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など海運大手3社も貿易と密接な関係がある銘柄で軟調、排気ガス検査不正が発覚した日産自動車(7201)は先の安値を割り込まずに維持できた、ドイツ証券が「不安売りは一時的」とレポートを発行した事が注目された。
東証一部値上がり率ランキング上位は、キリン堂ホールディングス(3194)、ハニーズホールディングス(2792)、石原産業(4028)、日本海洋掘削(1606)、パルグループ(2726)、井筒屋(8260)など、下落率ランキング上位はデザインワン・ジャパン(6048)、テイクアンドギヴニーズ(4331)、ゴールドウィン(8111)、コーナン商事(7516)が上位に並んだ。
上場2日目となるMTG(7806)は、朝方安い場面もあったがシックスパッド(SixPad)の健康器具が注目されて話題性が高く、市場では成長性の高いIPO銘柄として買い人気が続き530円高の7880円まで高値更新、この日の高値圏で取引を終えた。