ファナック株価に割安感は無い
ファナック株価が冴えない、2019年3月決算見通しは会社計画が市場予想を大きく下回る「ファナックショック」となったばかり、足元の株価は再び上向き回復するようかにみえるが、大手証券会社はファナック目標株価引き下げのアナリストレポートをリリースした。
業界関係者によると中国スマートフォンの需要減少、米中貿易摩擦から発展したZTE問題なども期初は織り込んでいなかったが、ここへきてこれらも中国関連銘柄にはきついネガティブ材料となった。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、ファナック投資判断を「ニュートラル」継続、目標株価を29000円→27000円へ引き下げた。利益成長が穏やかな水準、株価に割安感が無い点、スマホ関連の需要減少と固定費増加を理由に会社計画は前年比34%減益。
アナリストは会社計画は保守的であり、実際には会社計画を上回る利益を出すと見込んでいるが、株価は過去の平均値を上回って割安感が無いと指摘している。