三菱マテリアル株価急落、子会社不祥事発覚
11月24日、大引けの日経平均株価は前日比27円70銭高の2万2550円85銭、TOPIXは3.48ポイント高の1780.56ポイントで終了。東証一部の出来高は13億2964万株、売買代金2兆3996億円、値上がり銘柄数1157、値下がり銘柄数781、変わらず100、スタートトゥデイが上昇、三菱マテリアル株価急落。
祝日明けの11月24日の日本株は日経平均株価、TOPIXとも3日続伸。FOMC議事録を受けて円高に振れたこと、中国株式が下落したことが売り材料視されて、日本株も下落してスタートしたが次第に買い意欲の強さが確認されたチャートとなった。
米国ではクリスマス商戦の始まるブラックフライデーが意識され、小売り関連、人気商品を扱う企業の株価が上昇する時期。今年は日本でも「ブラックフライデー」という言葉が用いられ小売り大手イオン(8267)がクリスマス商戦を大々的に行ったニュースが報じられた。Amazon.com 通販を利用する消費者が増えているなか、実店舗を持つ小売企業との競争激化が話題となっている。
ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ(3092)株価が上昇、伸縮センサー内蔵した採寸用ボディースーツを無料で配布すると発表。オーダー衣料を安易にすることでネット通販のアパレル業界の問題点を一気に解決するような画期的な材料にスタートトゥデイ株価は14.53%上昇して475円高の3745円と買われた。TOKYO BASE(3415)も人気アパレルから刺激されて値上がり22位となった。
美顔器売行き好調、インバウンド関連銘柄としての位置付けも加わりヤーマン(6630)が6日連続高、テイク&ギヴニーズ(4331)が活況、スシローと経営統合を計画する元気寿司(9828)、レオスキャピタルワークスが大量取得したヒト・コミュニケーションズ(3654)なども値上がり率ランキングインとなった。
一方で、三菱マテリアル(5711)が個別銘柄で東証一部市場の下落率ランキング1位となった。連結子会社の三菱電線工業と三菱伸銅が製造販売の製品データを不正に書き換えて販売してたことが発覚。日産自動車(7201)、SUBARU(7270)は無資格者の完成車検査で不祥事、神戸製鋼所(5406)は製品安全規格データ不正という不祥事を起こしたばかりで、上場企業のガバナンス問題、コンプライアンス問題が改めて浮き彫りとなった。
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