TATERU評価を複数証券会社が引き下げ
顧客の預金通帳残高の改ざんを行い、アパート建設資金融資を西京銀行へ申し込んでいた不正行為を認めたTATERU(旧インベスターズクラウド)株価が下げ止まらない。
2018年8月31日、TATERUがIR情報を更新。「本日の一部報道について」と日本経済新聞社電子版が報じた件について、TATERU従業員が顧客の預金通帳の残高を実際より多く見せて西京銀行に提出して融資を通りやすくしてた件は事実であったと開示してから、株価は4分の1程度まで急落している。
8月31日の終値1606円が、翌営業日から3日連続ストップ安、この時点で株価は半値の756円まで急落。さらに売りが続き、9月12日の午前9時20分には59円安の351円まで売られ株式分割後の上場来安値を更新している。
国内銀行系の大手証券会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は9月11日引け後にTATERU(1435)レーティングを「HOLD」→「NR(No Rated)」へ変更、従来目標株価2300円も一旦取り下げるとアナリストレポートを発行している。
直近では岩井コスモ証券が投資評価を「A」→「B」目標株価2400円→750円へ引き下げており、東海東京証券も「アウトパフォーム」→「ニュートラル」格下げ、目標株価3700円→850円へ引き下げていた。