旅工房2017年4月~6月決算発表と株式分割
オンライオン旅行サイト大手の「旅工房」がパスポート申請費用の9000円をキャッシュバックするキャンペーンを期間限定から通年で続けることを発表した。
パスポート申請費用は10年間有効な旅券が2000円の都道府県収入印紙+1万4000円の収入印紙、5年間有効な旅券は2000円の都道府県収入印紙+9000円の収入印紙で、そのうち9000円を旅行代金から割引する。
8月10日発表した2018年3月期第一四半期決算(4月~6月期)は、前年同期比増収減益、売上高は前年同期比104.2%増の43億8100万円、営業利益は1億8400万円の赤字、経常利益1億8900万円の赤字、当期利益は1億3200万円の赤字だった。販売管理費は7000万円増加(110.4%増)の7億5500万円となった。
参考旅工房公式サイト
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海外旅行者数ピークは7月~9月
旅行業界は4月~6月は海外旅行所が特に少ない傾向にあり、季節要因により月別旅行者数に変動がある。業績トレンドは7月~9月期に海外旅行者が年間を通じて最も多く、第2四半期決算が通年の一番の稼ぎシーズンとなる。旅工房は通期の業績見通しは変更せずに据え置きとした。
旅工房(6548)は2017年4月18日に東証マザーズ市場へ新規上場したIPO、公開価格1370円に対して上場初日は買い注文が殺到して初値付かず値幅制限まで上昇。上場2日目に公開価格の2.7倍となる3750円で初値をつけた。上場来高値は4月26日に5580円、上場来安値は8月10日の2950円だった。
同社は8月10日、上場後初の決算発表と合わせて9月30日現在の株主に対して10月1日に1対2の株式分割を行うと発表している。投資単位の引き下げと株式流動化を高める狙い。