スルガ銀行シェアハウス向け融資貸し倒れ数百億円
有名人ベッキーをＣＭに採用して女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を展開してたスマートデイズは、2018年4月18日に東京地裁から民事再生法申請が棄却され、今後は破産手続き開始決定を受ける予定となった。
帝国データバンク倒産速報
株式会社スマートデイズ：女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」展開
報道によると、スルガ銀行はスマートデイズ関連向け融資の総額が1200億円規模とされ、運営会社の破たんでサブリース収入が入らなくなったシェアハウスオーナーが融資資金の返済に窮しているという。
1件ごとの物件案件、オーナーの資産状況は異なる為、全ての融資が焦げ付き貸し倒れになるとは限らないが、かぼちゃの馬車向け融資には、オーバーローンの不正があると指摘されており、土地・建物の価値は400億円、800億円分から回収可能額が今後の焦点となる。
大手経済新聞社は「計上する損失は数百億円規模にのぼる可能性がある。」と報じており、スルガ銀行(8358)は特別損失を数百億円で計上する可能性との見方が強い。
東証一部上場スルガ銀行株価は、かぼちゃの馬車スマートデイズ資金繰りが悪化した報道を受けてから株価下落。1月10日2569円から下落が加速して、シェアハウス運営会社破綻が報じられた4月18日には1200円まで株価が一時期より半値以下となった。その後、悪材料出尽くしや、株価下落を予想した投資家の空売り買戻しなどで現在は1488円まで株価回復している。
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