スルガ銀行リバウンド狙いのヘッジファンド
投資用マンション、投資用アパート建設など不動産関連企業の株価が大幅安。TATERU(1435)は3日連続ストップ安は個人投資家を中心にショック売りが関連銘柄に波及している。
先だって不祥事が問題になり株価下落したスルガ銀行(8358)は、前日比23円高の603円、上昇率3.97%とやや大き目な反発。レオパレス21(8848)は前日比9円安の575円と反落となっている。いずれも一時期、悲観的に株価下落した位置から下げ渋りリバウンドの兆しが見え始めた模様。
別の側面では株価下落局面でスルガ銀行株を大量取得したブラックロックジャパン、プラチナムインベストメントマネージメント(オーストラリア)、ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニー(スコットランド)などの海外投資家の手口が注目された。
ところが株価の下げ止まらないスルガ銀行を、9月5日付け大量保有報告書でベイリーギフォードアンドカンパニーが全株処分売りしたことが判明している。リバウンドを狙ったのだろうが、見切りをつけて損失覚悟の処分売りとなった模様。