低価格ラーメン幸楽苑、人件費上昇で採算悪化
ラーメンチェーン幸楽苑が全国に展開いているうちの５２店舗閉鎖すると発表、低価格ラーメンが売りにデフレ時代の象徴として人気を博し成長してきた同社が、人材不足による人件費上昇と原材料費の上昇で主力商品中華そばの低価格では採算が悪化。今後は一部の店舗を「いきなり！ステーキ」へ転換する、既にペッパーフードサービスと提携を発表している。
幸楽苑ホールディングス(7445)とペッパーフードサービス(3053)は１０月２７日にフランチャイズ契約を締結したと発表。幸楽苑は店舗の一部を「いきなり！ステーキ」へ業態転換する。ペッパーフードは幸楽苑と組むことにより、福島県を地盤とする営業地域を拡大させる、しかも費用などコスト面も安く抑えられステーキ外食産業界でシェアを拡大できる。
幸楽苑にとっても、人材不足により人件費の上昇と原材料費の上昇を低価格ラーメンでカバーするより、いきなり！ステーキに業務転換することで収支・利益面での改善を図る狙いがある。２社にとってシナジー効果が期待される。
参考ペッパーフードサービスとのフランチャイズ契約締結に関するお知らせ
参考大量保有報告書 ペッパーフードサービス(3053)-一瀬邦夫(保有株減少)
