日経平均株価2万円割れ米国株安、都議選控え
大引けの日経平均株価は186円87銭安の2万33円43銭、TOPIXは12.17ポイント安の1611.90ポイントで終了。東証一部の出来高は19億6897万株、売買代金は2兆6024億円、値上がり銘柄数490、値下がり銘柄数1409、変わらずは123、新規上場3銘柄は初日で公開価格を上回る初値をつけた。
ニューヨーク株式市場が大幅安だった流れを受けて、東京株式市場も売り先行スタート。任天堂(7974)、キーエンス(6861)、ブイ・テクノロジー(7717)、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、平田機工(6258)、ソフトバンクG(9984)など値嵩株に利益確定の売りが出て続落するものが目立った。
民事再生法適用を申請して上場廃止が決まったタカタ(7312)には、マネーゲームの売買が繰り返され値上がりする場面もあり、土木管理総合試験(6171)が2日連続ストップ高、ディー・エル・イー(3686)が後場急上昇、日立金属(5486)はゴールドマンサックス証券がコンビクションリスト「買い」に格上げ、ネクソン(3659)、グリー(3632)はJPモルガン証券からレーティング「アンダーウェイト」を嫌気され急落、半導体スクリーン(7735)はクレディスイス証券から目標株価を大幅に引き下げられきつい株価下落となった。
IPO3社は、全部が買い気配から始まり全部が公開価格を大幅に上回った。ツナグ・ソリューションズ(6551)は公開価格2130円に対して初値4515円と公開価格の2.1倍となった。SYSホールディングス(3988)は公開価格2560円に対して初値5530円と公開価格の約2.2倍となった。GameWith(6552)は公開価格1920円に対して初値4490円と公開価格の2.34倍となった。