UBS証券がエーザイ株投資判断を「売り」に格下げ
ヨーロッパ大手投資銀行UBSはエーザイ株の投資判断を「SELL」に格下げ、現在の株価は下落して一旦調整しているものの、今後のエーザイ株価下落予想から目標株価を6200円から4500円へ引き下げた。
東京株式市場では外資系証券のレーティング格下げレポートの影響で、外国人投資家が投資保有株を売却するとの思惑から、先回り売りが出た模様。朝方から売り気配となり前日比192円安の6256円で寄り付いた。
日経平均株価が24,000円を回復する強い相場環境で、逆行安するエーザイ株価はひときわ目立つものがあった。急落する株価にリバウンド狙いの買いが入り、下げ幅を縮小する場面もあったが結果的には前日比145円安の6303円で取引を終えている。
UBS証券アナリストは、「BAN2401フェーズ2試験継続後にアルツハイマー型認知症(AD)のアミロイドβ仮説が完全に否定された訳ではないが、今後市場は成功確率を低く織り込み株価は下落すると考える。」と解説している。