ズーム(6694)初値予想コンセンサス
3月28日に電子音響・楽器製造販売のズーム新規上場する。きょうはズームとNo.1(3562)がジャスダック市場に新規上場する。ズームはマニア向けやミュージシャン向けの電子楽器関連を手掛ける。自社では生産工場を持たず、日本で開発企画をするが生産製造は中国企業へ発注して、ZOOM Hongkong を経由して世界に販売している。アメリカや英国でも子会社を設立しており、一定の人気が続いている。
ズームは今回の株式公開によって得る資金調達額は約１１億円、IPO案件としてはミドル～スモールクラスの間程度。公開価格は仮条件の上限1520円で決定、ズーム初値予想コンセンサスは2000円、知名度の低さときょう同時に上場するNo.1の方にも資金分散してしまうことが原因とみられている。
ただ、今年になってIPO初値が公開価格を割り込んだ例はマクロミル(3978)しかなく、コンセンサスを上回る可能性が大きい。主幹事証券は野村證券、公募21万株、売出し42万1000株、OA売出し9万4600株。類似企業はオンキョー(6628)、TOA(6809)、ヤマハ(7951)