ソレキアTOB、佐々木ベジ vs 富士通
ジャスダック市場に上場する電子部品商社のソレキア売買停止となった。富士通(6702)がソレキアTOB(株式公開買付)が不成立となったと発表、買付予定数の下限を下回ったことが原因。
ソレキア買収に関してはフリージア・マクロス佐々木ベジ会長と富士通がTOB価格を何度も引き上げる「TOB合戦」が繰り広げられていた。最初は佐々木ベジ氏がソレキア(9867)1株2800円でTOB価格を提示したが、ソレキア側が公開買付に賛同せず昔からの取引が長い富士通に身売りをするように買収を頼んだ格好となった。
富士通は佐々木ベジ氏の提示するTOB価格2800円を上回る3500円でソレキアTOBを発表。敵対的買収のイメージが強くなり富士通がホワイトナイト役と言う見方になってた。
その後、佐々木ベジ氏はすぐさまTOB価格を3700円に引き上げた、富士通も同様にTOB価格を引き上げてソレキア公開買付価格が引き上がり、最終的に富士通は1株5000円としたが、佐々木ベジ氏が1株5450円に引き上げたことで稀に見る買収金額の引き上げで株価は1月の1800円台から4月13日の高値5670円まで3倍近く株価上昇となっていた。
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