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シャノン初値予想、年初のIPOは好パフォーマンス傾向で投資妙味大

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シャノン新規上場承認、2017年第1号IPO

2016年12月21日、東京証券取引所はシャノン(3976)の上場承認を発表した。2017年1月27日に東証マザーズ市場に上場する、事業内容は「マーケティングクラウドサービスの企画・開発・販売・導入、マーケティングに関わるコンサルティング及びサービス」、公募15万株、オーバーアロットメント2万2500株、想定発行価格1400円を元に試算すると、公開規模は2億1000万円から最大で2億4150万円と超スモールIPO案件。

シャノンIPO初値予想

業種が「クラウド」で投資家に好まれるうえ、公開規模が2億円程度と小さく、品薄株、2017年最初のIPOということもあって初値は初日につかない可能性があるほど好パフォーマンスと予想される。主幹事証券は東洋証券、その他の幹事証券にはSBI証券マネックス証券、みずほ証券、極東証券、エース証券という顔ぶれだ。今回のIPO抽選には東洋証券、SBI証券、マネックス証券の3社が有力候補となろう。

シャノン業績の推移

シャノン業績推移

業績の推移は第14期をピークに第15期で減少するが、注目ポイントは純資産額が増加している点がポジティブ。経常損失・赤字から黒字回復を遂げており、営業活動によるキャッシュフローが急増、自己資本利益率が10.7とプラス転換している。

事業内容については統合型マーケティング支援サービス「シャノンマーケティングプラットフォーム」を提供、マーケティング活動の課題解決・効果分析等の総合的マーケティングコンサルティングなどをワンストップでサポートしていくとしている。

シャノンは6年連続・国内売上シェア No.1を達成、国内における導入実績数900以上、キャンペーン実績数220000以上と強調している。さらに2017年2月にはMAにゴール機能を控えており業界で注目されている。

参考インタビュー記事:シャノンがゴール機能を搭載する理由

回次

第14期

第15期

決算年月

平成26年10月

平成27年10月

売上高

(千円)

1,814,690

1,411,473

経常利益又は
経常損失(△)

(千円)

△56,772

30,073

当期純利益又は
当期純損失(△)

(千円)

△65,132

24,282

包括利益

(千円)

△64,396

24,866

純資産額

(千円)

214,108

238,974

総資産額

(千円)

778,540

869,035

1株当たり純資産額

(円)

214.35

239.25

1株当たり当期純利益金額又は当期純損失金額(△)

(円)

△65.46

24.31

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

27.5

27.5

自己資本利益率

(%)

10.7

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

38,296

207,750

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

△192,135

△190,180

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

188,166

7,672

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

120,118

145,884

従業員数
〔ほか、平均臨時
雇用者数〕

(名)

114

114

〔5〕

〔11〕



シャノン新規上場の概要とスケジュール

会社名 シャノン
英訳名 SHANON Inc
代表者 中村 健一郎
設立年月日 2000年8月25日
事業内容 マーケティングクラウドサービスの企画・開発・販売・導入、マーケティングに関わるコンサルティング及びサービス
上場承認日 2016年12月21日
上場予定日 2017年1月27日
市場

東証マザーズ

公募 150,000
売出し  NA
オーバーアロットメント 22,500
仮条件決定日 2017年1月10日
ブックビルディング期間 2017年1月11日-1月17日
公開価格決定日 2017年1月18日
申し込み期間 2017年1月20日-1月25日
払込日 2017年1月26日
主幹事 東洋証券
幹事 SBI証券 マネックス証券、みずほ証券、エース証券、極東証券




シャノン初値予想は投資妙味大きい

ブックビルディング期間に入れば積み上がり状態などが把握できるだろうが、今の段階でもIPO申し込みは積極的に獲りたい銘柄と判断。材料としては業種がクラウドビジネスで投資家に関心が高い事、公開規模が2億円台で小型IPO案件、ベンチャーキャピタルの売り需要はあっても、品薄株の印象が強くベンチャーキャピタルのロックアップ解除条件が公開価格の1.5倍でも、それを上回る買い需要がありそう。

また年初のIPOは初値が高い好パフォーマンスという株式アノマリーも含め積極的に参加するIPOだろう。公募が15万株しかないので比較的当選しにくいIPOなので、特に主幹事証券の東洋証券からIPO抽選に申し込み、SBI証券、マネックス証券あたりからも抽選申し込みしないとならないだろう。複数の口座を利用して当選させたい案件だ。

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