そーせいグループMiNA社買収のオプション不行使
株式市況の不安定から追証回避のポジション整理など、中小型株や新興市場銘柄の下落が目立っている。東証マザーズ市場の時価総額が大きい銘柄、メルカリ(4385)、そーせいグループ(4565)などの株価も低迷。
バイオ株は新薬開発などポジティブ材料が出るとストップ高するなど、株価にポジティブに反応が出やすく、いまは赤字でも将来性が大きい点を評価して個人投資家の保有が多い。
個人投資家の間で関心が高いバイオ株、そーせいグループはM1作動薬HTL0018318のサルに対する長期毒性試験にて、腫瘍の副作用が複数確認されたため自主的に開発を中断してから株価下落が止まらない。
10月4日、大手証券会社の野村證券はレーティング「BUY」から「ニュートラル」へ格下げ、目標株価750円から1500円へ引き下げた
。一方、最新情報では銀行系証券会社のみずほ証券は、10月18日付けレポートで投資判断「買い」、目標株価3600円を継続。「MiNA社買収のオプション不行使で、不確実性は低下」と解説している。