ソフトバンク株価急落スタート、エヌビディア空売りレポート急落が影響
ソフトバンクグループ株価急落スタートとなった、先週金曜日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新したが、ハイテク株の組み入れが多いナスダック総合指数が大幅安となった。
ソフトバンクが約4500億円投じて株を買い集め、第4位の株主になったエヌビディアをシトロン・リサーチが割高と指摘する空売り推奨レポートが市場の注目となった。同じタイミングで、米大手証券会社がハイテクセクター株見通しに注意を促すレポートや、iPhone8販売時期が遅れるとの報道でアップル株が大幅安、半導体関連銘柄、マイクロソフト、アマゾンドットコムなど、ナスダック市場の相場けん引役が値を崩した。
ソフトバンク株は先週大幅高となってただけに、利益確定の理由を与えたような格好となり急落。株価は323円安の9153円まで下落している。任天堂(7974)もエヌビディア関連銘柄としての見方があり、ニンテンドースイッチにエヌビディア製GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を搭載していることもあり連想売りされている。