生活110番-シェアリングテクノロジー上場
シェアリングテクノロジー上場が決定、東京証券取引所は6月30日引け後に生活110番を運営するシェアリングテクノロジー(3989)を8月3日に東証マザーズに新規上場承認することを発表した。
シェアリングテクノロジーは東証マザーズ市場と、名古屋証券取引所セントレックス市場に同時上場となる予定。公募60万株、売出し60万株、オーバーアロットメントによる売出し18万株の合計138万株となる。主幹事証券は大和証券で、SBI証券、香川証券、いちよし証券、みずほ証券、SMBC日興証券、マネックス証券が引受企業に参加する。
想定発行価格は1560円、上場時発行済株式数577万8400株、時価総額87億円、公開規模21億5300万円となる見込み。
シェアリングテクノロジー初値予想
シェアリングテクノロジー初値予想はロックアップ解除の公開価格1.5倍から2倍を想定する。ロックアップ合意は上場日後90日間(2017年10月31日)まで、もしくは公開価格1.5倍以上となっている。ベンチャーキャピタルは、SBIベンチャー企業成長支援3号投資有限責任組合、ベクトル、アイビス新成長投資事業組合第3号など複数社が保有している。
想定発行価格1560円
1.5倍=2340円
2倍=3120円
2.5倍=3900円
生活110番など193サイト運営
シェアリングテクノロジーはライフサービスWEB運営、「生活110番」などバーティカルメディアサイトを193サイト運営。生活・暮らしをテーマにお困りごとを抱えるユーザーの問題解決から、専門業者をマッチングさせるサービスを展開。
生活110番は、家のリフォーム、水道修理、鍵交換、防犯カメラ、引っ越し運送、害虫駆除、パソコントラブルなど日常的な困った問題を解決するために業者比較検討ができるサイト。
バーティカルメディアとは
バーティカルメディアとは直訳すると「特化型メディア」で、料理レシピ=クックパッド(2193)、看護師求人、アルバイト、転職=じげん(3679)などがわかりやすい例でしょうか。
特定分野に特化しており、いろいろな話題を集めずに専門分野に特化することによって「生活お困りごとなら生活110番」、「料理レシピならクックパッド」というように、ブランド化しやすい利点、ユーザーが目的を持って訪れているので広告主が広告を出しやすいという利点が生まれます。
メディアとはちょっと路線が外れますが参考例に挙げると、価格比較=価格.com運営のカカクコム(2371)、ネットオークション=ヤフー(4689)、飲食店検索=ぐるなび(2440)(2440)、アパート住まい探し=レオパレス21(8848)、ホテル予約=TripAdvisor (トリップアドバイザー)など、特定分野に特化することでブランディング強化に成功している企業例が数多くあります。
シェアリングテクノロジー他社との差別化
シェアリングテクノロジーが他社との差別化を図っているのが、単なるWEBで垂れ流しの情報だけではなく、自社運営の24時間365日年中無休コールセンターを有して、専任スタッフが受付対応、ユーザーからの問い合わせ内容、対応地域、希望訪問時間などヒアリングしてユーザーと加盟店の紹介なども行っている。
WEBで完結できない個々のケースを、より詳細にきめ細やかなサービスを行う点はコストを掛けてコールセンターを24時間体制で設置しているのは珍しいパターン。同社の運営する主なサイトは、生活110番、カギ110番、雨漏り修理110番、シロアリ110番、伐採110番、農機具買取査定君、ひかり電話ナビ、看板110番など特定分野に特化して日常生活に関連したトラブル解決を加盟業者とマッチングさせて、成功報酬型のビジネスモデルとなっている。
シェアリングテクノロジー新規上場企業情報
企業名 | シェアリングテクノロジー(3989) |
市場 | 東証マザーズ・名証セントレックス |
事業内容 | ライフサービス領域に関する「バーティカルメディアサイト」及び総合プラットフォームサイト「生活110番」の運営、WEB集客にかかるコンサルティング業務等 |
上場予定日 | 8月3日 |
公募 | 600,000 |
公募(受人の買取引受による売出) | 600,000 |
OA | 180,000 |
仮条件決定日 | 7月14日 |
ブックビルディング期間 | 7月19日-7月25日 |
公開価格決定日 | 7月26日 |
申し込み期間 | 7月27日-8月1日 |
払込日 | 8月2日 |
幹事証券 | 大和証券、SBI証券、香川証券、いちよし証券、みずほ証券、SMBC日興証券、マネックス証券 |
IPO新規公開株情報 | 【ライブスター証券】オリコンランキング・みんかぶランキングの手数料部門で【3年連続第1位(W受賞)】 |
IPO購入方法シェアリングテクノロジー
IPO購入方法は主幹事の大和証券が割当株数が一番多く保有しているので当選確率が一番高く、ネット証券ではSBI証券、マネックス証券からも申し込みができます。マネックス証券IPO抽選はコンピューターで無作為に抽選しており、お客様単位で1抽選権で2単位以上当選することはありません。IPO取扱件数が多く購入申し込みには口座開設は必須といえる証券会社だと言えます。
SBI証券はIPOチャレンジポイント制度があります、IPO購入購入申し込みをして落選してもチャレンジポイントを貯めて、ここぞという時にポイントを使うと当選確率が高まるというシステム。SBI証券もIPO取扱が多く手数料の安さからマネックス証券同様に人気の高い証券会社です。特にSBI証券が主幹事となるIPO案件は同証券会社に口座を保有している投資家が当選確率が高く、初値パフォーマンスが高いことからIPO投資家には必要不可欠な口座と言えるでしょう。
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